27

12月

2009

トマトのこと。

 

 トマトについて語ろうと思います。

 格別好きでも嫌いでもない、などと言いだすと話が終わってしまうので、とりあえず冷やしトマトについて語ろうと思います。

 冷たい。

 たぶんだけど、名探偵俺の推理によればトマトを冷やしてあるんだと思うんですよね。

 あと、チポリーノの冒険ね。なんか小学生のとき、月曜の1限目に『読書の時間』っていう図書室で本を読むだけのユートピアっつうか理想郷っつうかシャン グリラっつうか酒池肉林っつうかとにかく素敵な時間が設けられてまして。そのときに見つけた本なんですが、トマトが主人公の話でした。まあ、覚えてるのそ れだけなんですが。話とか全く覚えてませんが、たぶん冒険するんじゃないかな。

「死ぬっていうのはすごい大冒険だろうな」

って、何の台詞でしたっけ。すいません、脈絡なく今思い出しただけなんですけど、なんだっけピーターパンでしたっけ。誰からも求められてない情報としては、私はタイガーリリーが大好きでした。かっこよい。

 ここまで書いて、チポリーノの主人公ってトマトじゃなくてたまねぎだった気がしてきましたが、気にしないことにします。忘れます。忘れました。

 あと、トマトと言えばトマト祭りですよね。スペインでしたか。どういう祭りかはよく知らないんですが、たぶん、トマトがいっぱいあるんじゃないでしょうか。

「ねぇ、どうして今日はトマトがいっぱいなの?」

「トマト祭りだからね」

「ねぇ、どうして乳にトマトをぬりつけてくるの?」

「トマト祭りだからね」

「ねぇ、どうしてわざわざ口移しで食べさせようとするの?」

「トマト祭りだからね」

 そんな会話が飛び交うんでしょうね。たぶん。たぶんね。

 あと、反対から読んでも「トマト」ですよね。回文。「住まいは田舎がいい、森と日溜まりでひと寝入り、飛ぶ鳥、稲と日照り、まだ独りもいいが、家内はいます」と同じです。

 あと、私自身のトマトにまつわる思い出としては、えっと、うん、特にないです。

 

 

続きを読む

20

12月

2009

深夜の引越しについてのこと

 

 先日、というか昨日なんですが、部屋の鍵をなくして仕事帰りに漫画喫茶に泊まったんですよ。

 泊まる前はあれ読もうかこれ読もうかと夢がふくらんでいたんですが、実際久しぶりに『ヒカルの碁』と『ひまわりっ』をいそいそと部屋に運んで、好 きなパンだけど名前はいまだに覚えられないぐるぐるうずまきのデニッシュとココアを部屋に運びまして、多少にやつきながら横になったわけです。

 で。

 まあ疲れてて、特に昨日は心底疲れてて漫画読む前に寝ちゃったんですが、なんか音で目が覚めたんですよ。

 コンコンコンコン。コンコンコンコン、ドアがノックされ続けてまして。

 ドアを開けるとそこに立っていたのは店のスタッフさんで、

「部屋、間違えてます。9号室は隣です」

と静かに告げられました。

「マジ困るんですけど」

と後ろに立ってた10代後半ぐらいの女の子にも言われました。

「マジ生まれそうなんですけど」

とは言われませんでした。

「マジ別に一緒の部屋でも構わないんですけど。むしろ一緒の部屋がいいんですけど。ね、そうしよ?」

とは言ってくれませんでした。 

 なんか面と向かって『マジ〇〇なんですけど』って言い方を聞いたのが初めてだったんで、テレビで聞いたことあるやつだ、ってちょっとテンション上がりました。

 まあそれで慌てて全部片付けて隣に引越ししまして。深夜の一時過ぎに謝りながら引越ししまして。

 30分後ぐらいに、今度は気付いたらノックなしで部屋のドアが開いてて、さっきの女の子が右手でネクタイを差し出して

「これ、忘れてたよ」

と笑ってました。

 ほんとはスタッフのひとに、ネクタイ忘れてたそうです、と完璧な無表情で言われました。すげー怖かったです。

 

 

 

 

 

続きを読む

12

12月

2009

回転式自動ドアの話

 

 職場があるビルに回転式の自動ドアがいくつか設置されているんですが、あれの長所が見つけられないんですよね。

 いやね、自分もほめたいとは思ってるんです。ほめてのばしてあげたいんです。ほめてのばして収穫して甘辛く炒めたものに睡眠薬を混入して気になるあの子に食べさせたいとは思ってるんです。

 でも、ないんですよね。ほめるとこ。

 安全性については数年前の事故で散々言われたろうからおいとくとして、普通の自動ドアと比較してお前が勝ってるとこってなんだ、って話なわけですよ。

  まず、二倍三倍じゃきかないぐらい金かかるでしょ、設置にも維持にも。んで、通り抜けるのにかかる時間も、明らかに回転式の方が遅いでしょ。事故の影響だ とは思うんですけど、ちょっとでもひとがつまるとすぐ止まるし、いくらなんでももうちょっとどうにかならんのかってぐらい床がべたべたしてるし、天津飯が 地味に旨すぎるし、うちの近所の支店は「ありがとうございました」が「ありゃしたー」としか聞こえないし。

 最後の方は餃子の王将の話だから関係ないんですが、いらないと思うんですよね、回転式の自動ドア。

 あと、餃子の王将の天津飯ってほんと旨いですよね。今日言いたかったのはそれだけです。

 

 

続きを読む

06

12月

2009

おにぎりのこと

 

ええと、先日、「もみじ市」を主催してるひとたちとして有名な手紙社という出版社の事務局に併設されている「ヒバリ」ってたべものやに行ってきたんですが、あれすね、野菜ってうまいですね。かぶとか。

 で。

  子どもの頃はどうしても肉肉肉肉言ってしまいがちですけど、子どもの頃唯一「野菜うめー」と思った記憶として、夜食を食べようとしたらおかずが何もなくて 困った日がありまして。あ、説明すると、テレビでやる映画の前に「夜食」と称して各々たべものをテレビのある部屋に持ち寄って観ながら食べる、っていう風 習があったんです。ですわ。

 ビデオデッキがなかったんで、映画=テレビでやる映画だったんで、今よりももっともっと必死に観ていたわけで。

  今思えば、あの頃が一番映画が好きだった気がします。今は自分から能動的には絶対ホラー映画は観にいきませんが、当時観た『ポルターガイスト』とか『遊星 からの物体X』とかの怖さは生々しく覚えていますから。『ゼイリブ』とかは、9時からではなく深夜の放送で観ましたけど、今でも好きな映画の一つですし。

 で。

 おかずがない、ってときに、兄がおにぎりを作ってくれまして。炊飯機から出したばかりの熱々の米に、ほうれん草をゆでて醤油をたらしたものを真ん中につめこんであるやつでした。

 おにぎりがあったかい、ってこと自体が衝撃でしたし、なによりすごくおいしくて、今でも「これまでで一番うまかったおにぎりランキング」のトップの座に君臨し続けています。

 補足情報として「これまでで一番まずかったおにぎりランキング1位」は、居酒屋で働いてたときに賄いで出された『炊飯の途中で炊飯器が壊れた為に外がぬちゃぬちゃ中は芯残りまくり』という地獄のようなおにぎりです。

 地獄そのもの、と言ってもいいんじゃないでしょうか。

続きを読む