このベストセラーを読んでおもしろいと思った人は
これも好きなんじゃないでしょうか? のコーナーです。
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『人生がときめく片づけの魔法』/サンマーク出版
1位がちょい宗教色が強めだったので、2位を繰り上げ。アマゾンの紹介文に載っている読者からの報告メールに、『なぜか3キロやせた』っていうのがあっておもしろかったです。
1983年に発売された、超ロングセラー。思考の道のりやアイデアを整理する考え方や、メモなどを用いた現実的な整理法なども書かれてます。外山滋比古さんという、すごい読みにくい名前の方が著者です。ある程度の大きさの本屋なら、ちくま文庫の棚に一冊はささってると思います。
文具王が実践するライフハックのすべて。規格統一・いちいち考えない・今すぐの環境・とりあえず・大胆一気・デジタルをアナログで。この6つで仕事力を増進。という内容だそうですが、文具王って言葉の響きがすごいです。ここまで「言ったもん勝ち」感がぐんぐん前に出てくるフレーズもなかなかないんじゃないでしょうか。
何度かテレビでもとりあげられてますが、「そこで赤ちゃんがはいはいできるか」が基準というディズニーのそうじをテーマにした本です。大雨だろうが一日中そうじしてるんですってよ。
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『采配』
『謎解きはディナーのあとで 2』がトップだったんですが、今年すでに二回ほどとりあげてるので、今回は勝手に2位の『采配』を。ドラゴンズ、残念でしたね。
ねじめ正一さんの落合本。無口・無愛想などなど、変人と言いきってるのがすごいですね。著者のねじめさんは野球好き・長嶋さん好きとして有名な方なので、どんなふうにとりあげてるのか気になります。
なぜ、ドラゴンズは「不気味」なチームといわれるのか。 2010年シーズンのセ・リーグを制覇し、9年連続でAクラス入りを果たした負けない球団の秘密に、元中日ドラゴンズのエース、今中慎二が迫る。というような内容。基本は落合監督時代をとりあげながらも、星野監督時代など、ドラゴンズそのものにフォーカスをあてているようです。
今中さんが本出してるなんて知りませんでした。意外。
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『スティーブ・ジョブズ 1』/講談社
そうだろうとは思ってましたが、アップルさんの自伝がトップでした。どっかのwebサイトか雑誌かで、元アップルジャパン社長の原田泳幸のロングインタビューやってくれないですかね。ほぼ日とか。スティーブ・ジョブズとの話、いっぱいありそうだし、聞きたいんですけどねえ。
JAVAやC、日本人がつくったRuby、などなど、数多くあるコンピュータ言語の設計者へのインタビュー集。世の中には、スペースとタブキーだけで打ち込む、画面上では見えない言語もあるそうです。ものをつくるひとたちの、哲学や信念にふれたい方に。
フィンランドに住む1人のコンピュータおたくの青年が、世界中にオープンソース運動を巻き起こし、一躍有名となった。彼の名はリーナス・トーバルズ。ヘルシンキ大学在学中に「Linux」というコンピュータのOSを作り出し、インターネット上で無料でソースコードを公開した。OSといえば大企業が開発した商用のものだけで、かつソースコードを公開することはタブーといわれていた時代に、彼の試みは驚くほどの大反響を巻き起こした。
というね、リーナス・トーパルズの自伝です。
webサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で連載された、組織で働いてきたひと、漫画家・ミュージシャンなどの自由業のひと、組織のトップにたつひと、さまざまなひとの「はたらくこと」に関する言葉集。
完璧主義で知られるスティーブ・ジョブズとはまた別の考え方にもふれてみてはいかがでしょうか。
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『鬼物語』/講談社
西尾維新さんの物語シリーズ最新作。人気ですね、やっぱり。西尾さんはこのコーナーに何度も出てるので持ち駒がなくなってきてるんですが、物語としてのおもしろさを軸に選んでみます。たぶんね。おもしろいと、いいよね。
アイザック・アシモフの名作です。アシモフの名を知らないひとでも、「ロボット三原則」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。聞いたことがない場合はごめんなさい。
SFミステリと呼ばれることも多い作品で、ストーリーの大筋は殺人事件を人間とロボットのコンビが事件を解決する、というミステリ調のものになっています。読み物としてのおもしろさは古典SFの中ではトップクラスだと思いますよ。
1999年に発売され、電撃文庫の名を、というかライトノベルの名を一気に押し上げた作品です。最近、普通に二十代でライトノベルとかそこそこ読んでるのにこれ知らないひとにめぐりあって驚いたばかりなので、読んだことないんなら読んどいて損はないです。
読んでから10年以上経ってるのに、まだ作中で覚えている一文があります。そういうのって読書の醍醐味ではないでしょうか。ないでしょうか奥様。
作家・山本弘さんの作品群の中では珍しく、SFではありません。タイトルどおり、ヒロインである詩羽と彼女が住む街を舞台にした小説です。
作品のアイデア自体は、もしかしたら思いつくひとがいるかもしれません。ただ、それをエンタテイメントとして仕上げ、ここまで魅力的なヒロインをつくりだせるひとはとてつもなく少ないはずです。
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『おうちで簡単!ビストロスマップ』/扶桑社
『心を整える』が三か月連続で一位だった為、もう許してもらうことにして今回は総合二位のものをとりあげます。
と思ったら、これ、5月に発売されたものなんですけど、ほんとにどうしたんでしょうか。スマップブームが今さら到来してるんでしょうか。よくわかりません。
きみと食べたら、きっと美味しい。』
日本テレビの料理コーナーで今大人気のもちみちさんのレシピ本。あのコーナー始める前から、というか去年にレシピ本出してるんですね。
表紙の写真が最近出た第二弾レシピ本より好感がもてます。そういう問題ではないでしょうか。
20周年を記念してつくられた、SMAPをデビューから追った歴史本。amazonの紹介文に、SMAPの5人(6人)、と何度も出てくるのが泣かせます。
森くん、元気にしてるんでしょうか。
病気をされて以来、「ごはん、食べてる?」と全国の福田ファンを不安にさせている、福田さんのおつまみ本。写真も多いし、手順もはしょらずにちゃんと書いてあるのでわかりやすいです。これ、書店で熟読して以来、買おうかどうかいまだに悩んでます。
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『心を整える』 長谷部誠著/幻冬舎
なおも売れ続けてる様子です。サッカー選手の本で、なおかつ自己啓発書としても読める本として、旧ユーゴのサッカー選手であり監督であり、元日本代表監督でもあるイビチャ・オシムの本を今回は3冊ご紹介します。
オシムさんの本で、おそらく最も売れた本ではないでしょうか。名言を抜き出しているので、サッカー自体にそれほど興味がなくてもビジネス書としても読まれたことが売れた理由なんでしょう。あと、これは文庫になってますよ。
日本代表通訳として常に傍らにいた千田善氏が、迫真の舞台裏を初めて明かす。という本。千田さんはユーゴ関連の著書も多く出版されている方で、オシムさんの監督就任から、病気発症、闘病までの923日間のドキュメント。こちらはある程度、イビチャ・オシムという人物に興味をもっていないと、楽しめないかもしれません。
気鋭のジャーナリスト2人が当時、シュトルム・グラーツ監督だったオシム氏に長時間にわたり、インタビューを決行。「哲学者」とも評されるオシムの人生観、サッカー観、故国ボスニアをめぐる想いなどを引き出した貴重なインタビュー集。
という本。珍しい、2002年にオーストリアで出版されたものを翻訳した書籍です。世界的にも注目されているひとなんですよね。
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『心を整える』 長谷部誠著/幻冬舎
売れてる売れてるとは聞いてましたが、トップですか、そうですか。もうサッカー云々とは関係なく、リラックスだったり自己啓発的な目的で読まれてる方が多いんでしょうね。
現役の住職でもある、小池龍之介さんの指南書。どうやって、自分を殺すか。殺す、という言い方がまずければ、タイトルどおり、自分の中のエゴを沈黙させるか。『「自分」から自由になる沈黙入門』を文庫化したものなので、既に単行本を持ってるかたはご注意を。
宮澤賢治の詩集って読んだことありますか? かぜにもまけず、は聞いたことあっても、読んだことない方って結構多いのではないでしょうか。個人的な感想ですけど、読んで癒されたり感動したりするものではないんですよね。自分が好きじゃなかったのかな、と思ってしまうほど自分を消そう消そうとしているような、印象があります。あ、個人的な感想ですけど。童話しか読んだことないって方も是非一度。
孤独感だとか無力感だとか絶望感だとか、そんなことの全部を前向きに考えるなんて不可能なんじゃないかと思います。受け入れること。考えること。そんなことからしか立ち上がることができない状況もあるんじゃないでしょうか。
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『謎解きはディナーのあとで』 東川 篤哉著
/小学館
なおも売れ続けているご様子。今回は執事もの、というジャンルで3冊選んでみました。特にウッドハウスの『ジーヴス』シリーズは『謎解き・・・』を気にいった方は好きな可能性が高いんじゃないかと思っておる次第。
英国のユーモア作家・ウッドハウスの代表作。英国で、執事で、小説で、となると必ずこのタイトルが上がります。これは文藝春秋から出ている傑作選です。国書刊行会から通常版も何冊も出てますが、個人的にはこちらの方が訳が読みやすいかなと思います。ただ、あくまで傑作選なので、全部網羅したい!って方は国書刊行会の方をどうぞ。
上であげた、執事ジーヴスシリーズのコミカライズ。漫画家はコーラスなんかで活躍されている、勝田文さん。いきなり分厚い小説は・・・、と尻込みされる方は漫画から読んでみてはいかがでしょう。現在2巻まで出ていて、男でも手にとりやすい絵柄ですよ。
メイドブームと合わさって大ヒットした、コミックの『エマ』。舞台は19世紀のイギリスで、ちょうど産業革命ががんがんされている頃の本格的恋愛ものです。いわゆる、萌え漫画、みたいなものとは違うのでご注意を。
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『謎解きはディナーのあとで』 東川 篤哉著/小学館
本屋大賞受賞でさらに売れている様子。
よいことです。こういうさらっと読めるタイプの本が好きな方は結構多いと思うので、これをきっかけに本好きになる方が増えたりしたらいいですねえ。
コージーミステリ、という言葉があります。主に海外で使われている分類で、いわゆるハードボイルドものの対極として、「素人探偵で残虐性のある描写がないほのぼのしたミステリ」みたいな定義だったと思います。違ってたらすいません。アガサクリスティのミス・マープルシリーズのような本格ものもコージーミステリの範疇に入ってるらしいので注意が必要ですが、基本的にはほのぼのと気楽に読めるミステリと思って間違いないでしょう。
これはイギリスの作家の『お茶と探偵』シリーズの第一作です。犯人さがしとかトリックを見破るとか、めんどくさいことはおいといて、お茶でも飲みながらお話を楽しんでください。
前述のコージーミステリの日本における代表作と言っても過言なので、私にとっての代表作です。もう何作続いてるんだかさっぱりわからない、シャム猫・ココシリーズの第一作。
中学生のときに図書館で見つけてずっと楽しみに追いかけてた記憶があります。作者がかなりのお年で現在はシリーズ休止中とのこと。猫好きな方は是非。
『大冒険はおべんともって』『日曜日には宇宙人とお茶を』など、往年のファンには懐かしい火浦功さんの大人気「みのりちゃん」シリーズがノベルスで復刊。朝日新聞出版、えらい。ミステリではないですが、さらっと楽しく読める、読書っておもしろいと思わせてくれるシリーズだと思いますよ。
でもなあ、イラストが変わったのだけが実はちょっと残念です。
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『謎解きはディナーのあとで』 東川 篤哉著/小学館
コメディ色の強い、ライトミステリがついに1位。売れているとは聞いていましたが、まさか1位になるとは思いませんでした。
そう言えば、電車でもCMみたいのやってましたからねー。
ミステリ好きなひとから何度か話だけは聞いていてまだ読んでいないのですが、1957年の第3回江戸川乱歩賞を受賞した、今なおファンが多いミステリ短編集。帯では綾辻行人さんも絶賛してるようですよ。現在はヤングアダルト向けのレーベル・ポプラピュア文庫から発売されています。あと、表紙の絵は中村佑介さんです。
『謎解きは・・』の読み物としての楽しさからは外れてしまうんですが、今そこかしこですごいすごいと叫ばれている新人のミステリ短編集。雑誌、ネット、様々な媒体で、ミステリ界期待の新人として紹介されています。『謎解きは・・』を読んで、「もっと本格的なミステリを」と思われた方はお試しになってみてください。
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『くじけないで』 柴田トヨ著/飛鳥新社
98歳の新人が書いた初のベストセラー詩集が、話題になってから半年以上経つのにまさかの1位返り咲き。
今ふと思ったんですが、いいかげん99歳になってたりするんでしょうか。元気なんでしょうか。
去年の8月に『くじけないで』が1位になった際、いくつか多ジャンルにわたって紹介させてもらったので、今回は茨木のり子さんにしぼっておすすめさせてください。
2006年に79歳で亡くなられた、女性詩人の方です。きっと『くじけないで』が気にいった方は好きになってくれると思うんですよね。
おそらく茨木のり子さんの詩の中でも最も有名な、『わたしが一番きれいだったとき』を収録しています。思潮社さんによる現代詩文庫です。1969年に発売されたものをまだ刷りつづけてくれている、ってほんとうにありがたい出版社ですよね。
凛としたたたずまい。「椅りかからず」に生きた女流詩人の生涯。初の本格評伝。
だそうです。
茨木さんの評伝が出てたなんて全然知りませんでした。去年の11月発売になっているんですが、これたぶん、新刊で紹介しそこねてますね。反省。作者の後藤正治さんは、雑誌「Number」なんかでもよく執筆されているノンフィクションライターです。
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『KAGEROU』齋藤智裕著/ポプラ社
予想通り今月も『KAGEROU』が1位でした。『KAGEROU』を読んだ方がこれからも本を読んでくれるようなやつを選んでみます。がんばる。
電撃小説大賞受賞作で、本作が著者のデビュー作になります。文章がつたないという評判もあるようですが、そんなことを上回る「この小説を書きたかった」感が読んでいて伝わってくる物語だと思います。世界観は童話調なんですが、物語に同調して辛くなる方もいるかもしれません。
デビュー作って、そういうのがあるとぐっときますよね。
死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」。そうして一度死んだ「ぼく」は、自殺した小林真という少年の体を借り、人生に再挑戦するチャンスを得る。
という物語。児童文学で活躍されていた森絵都さんが、一気にメジャーになるきっかけになった作品です。
電撃文庫を読んで大人になった読者へ
ずっと面白い小説を読み続けたい大人たちへ
上記のキャッチコピーで誕生した、メディアワークス文庫の作品です。こういう考え方はすごく共感できるし、応援したいなと思います。
5人の著者の方が書く、19歳をテーマにした短編集。電撃文庫の人気作家が揃っているので、安心して読めると思います。












































