土
13
6月
2009
かわいかったなぁ、っていう話。
ホームで電車を待ってたら、ベビーカーを押してる若いお母さんがいたんですよ。もんのすごく好みなタイプの女性で、それでまあ当然、「かわいーなー」ってめちゃめちゃ見てたわけです。『カラスヤサトシ』の四巻読んでたんですけど、しまいましたから。ちゃんと見ないとこのかわいさに失礼だなと。かわいさに対しての礼儀としてね、あ、気持ち悪くはないですよ。もう一度。気持ち悪くは、ない。
「床屋さんは許せないねー」
お母さん、笑顔でベビーカーの子供に話しかけてました。話しかけてるって書きましたけど、その子はどう見ても「床屋」と「許せない」ってわりと難易度の高い言葉を理解できる年齢とは思えないわけでして。独り言だと思うんです。
なにがあったんでしょうか。
床屋さんに自慢の口髭を剃られたのか。床屋さんに支配された近未来でレジスタンス美容院軍のリーダーとして頭角を現す男(ベビーカーの子です)を殺すために未来から送り込まれた床屋さんアサシン通称角刈りさんから若きリーダーを守る為に美容院軍がおくりこんだターミネーター、それこそがあのお母さんの正体、通称すごくかわいいひとなのか。ちょっと長すぎるうえに意味がわからないのか。もしくは床屋さんに夫を寝取られたのか。そもそも床屋さんで働いてる女性っているのか。いるとしたらあえて美容院ではなく床屋を選んだ理由はなんなのか。あのシュワシュワのクリームと床屋さんが使ってる通称床屋さんカミソリで髭を剃りたくてたまらなかったのか。それとも大好きだった亡き祖父の遺言なのか。床屋さんって素敵やん。そう言って祖父は息絶えたのか。数々の謎を残したままこの物語は続きません。