20

12月

2009

深夜の引越しについてのこと

 

 先日、というか昨日なんですが、部屋の鍵をなくして仕事帰りに漫画喫茶に泊まったんですよ。

 泊まる前はあれ読もうかこれ読もうかと夢がふくらんでいたんですが、実際久しぶりに『ヒカルの碁』と『ひまわりっ』をいそいそと部屋に運んで、好 きなパンだけど名前はいまだに覚えられないぐるぐるうずまきのデニッシュとココアを部屋に運びまして、多少にやつきながら横になったわけです。

 で。

 まあ疲れてて、特に昨日は心底疲れてて漫画読む前に寝ちゃったんですが、なんか音で目が覚めたんですよ。

 コンコンコンコン。コンコンコンコン、ドアがノックされ続けてまして。

 ドアを開けるとそこに立っていたのは店のスタッフさんで、

「部屋、間違えてます。9号室は隣です」

と静かに告げられました。

「マジ困るんですけど」

と後ろに立ってた10代後半ぐらいの女の子にも言われました。

「マジ生まれそうなんですけど」

とは言われませんでした。

「マジ別に一緒の部屋でも構わないんですけど。むしろ一緒の部屋がいいんですけど。ね、そうしよ?」

とは言ってくれませんでした。 

 なんか面と向かって『マジ〇〇なんですけど』って言い方を聞いたのが初めてだったんで、テレビで聞いたことあるやつだ、ってちょっとテンション上がりました。

 まあそれで慌てて全部片付けて隣に引越ししまして。深夜の一時過ぎに謝りながら引越ししまして。

 30分後ぐらいに、今度は気付いたらノックなしで部屋のドアが開いてて、さっきの女の子が右手でネクタイを差し出して

「これ、忘れてたよ」

と笑ってました。

 ほんとはスタッフのひとに、ネクタイ忘れてたそうです、と完璧な無表情で言われました。すげー怖かったです。